Henri Ravina (1818-1906)

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▲Henri Ravinaの肖像 Gallica / Bibliothèque nationale de France より 加工・転載


アンリ・ラヴィーナ(Jean Henri Ravina, 1818-1906)は、フランスのピアニスト・作曲家です。母親から音楽の手ほどきを受けた彼は、弱冠8歳にして最初の公開演奏会を行いました。13歳の時には、パリ音楽院に入学し、そこでジメルマン(Pierre-Joseph-Guillaume Zimmerman, 1785-1853)やローラン(Adolphe-François Laurent, 1796-1867)に師事し、ピアノで1832年に二等賞、1834年に一等賞を、1835年には和声法・伴奏法で一等賞を獲得しています。さらに、1835年にラヴィーナは音楽院の助教諭に任命されますが、コンサート・ピアニストとしてのキャリアを追い求めた彼は僅か2年でその職を辞しています。

ラヴィーナは、生涯の大部分をパリで過ごしましたが、1858年にはロシア、1871年にはスペインへの演奏旅行も行い成功を収めています。1861年にはレジオンドヌール勲章を受章しました。

作品は、殆どがピアノ独奏曲や連弾曲で、「12の演奏会用練習曲 Op.1」「25の性格的練習曲 Op.3」「12の様式と完成の練習曲 Op.14」等の練習曲集や「夜想曲 Op.13」「小ボレロ Op.62」等のサロン小品があります。また、ピアノ協奏曲も1曲(Op.63)残しています。


12の演奏会用練習曲 Douze études de Concert Op.1 より 第1番, 第2番

師ジメルマンに献呈された練習曲集。
第1番はショパンのOp.10-1を髣髴させるアルペジオの練習曲、第2番は和音連打による激烈な練習曲です。

No.1


No.2



25の性格的練習曲 25 Etudes caractéristiques Op.3 より 第7番, 第16番

作曲者の母に捧げられた練習曲集。
第16番は、左手にはオクターブ、右手には重音が絶え間なく並んでおり見るからに難しそうです。

No.7


No.16



12の様式と完成の練習曲 Douze études de style et de perfectionnement Op.14 より 第1番

この練習曲は、ピアニストのヨーゼフ・ホフマン(Josef Hofmann, 1876-1957)が愛奏したことで知られています。




リタ, スペイン奇想曲 Lita, Caprice Espagnol Op.87

異国情緒あふれる技巧的な小品。





学徒の合唱, 華麗なる幻想曲 Chœur d'Écoliers, Fantaisie Brillante Op.103







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