Edouard Wolff: Souvenir d'Auvergne, Bourrée Op.311

本日はポーランド出身の作曲家エドゥアール・ヴォルフの生誕200年ということで、彼の《オーヴェルニュの思い出, ブーレ Souvenir d'Auvergne, Bourrée Op.311》という作品のMIDIを作成してみました。


エスキュディエ(Escudier)社から出版されたこの曲の楽譜では、表紙にはOp.316と書かれていますが、内側のページではOp.311と書かれています。Op.316には《祈り, 劇的大練習曲 L'Invocation, grande étude dramatique》という別の作品が割り振られているようなので、前者が誤植で後者が正しい可能性が高いと思います。

この曲は、作品番号からわかるように晩年の作品で、Bibliographie de la Franceの1874年号にこの曲の出版情報が記録されています。これまでに紹介してきたようなヴォルフの初中期の作品には、ショパンからの影響を強く感じさせるもの(それはそれで優れた作品です)が多いですが、今回の紹介する《オーヴェルニュの思い出》などの晩年の作品ではその影響下から抜け出し新たな路線を進んでいるように思われます。

《オーヴェルニュの思い出》は、その地方に由来する民族舞曲を題材とした作品です。ブーレは通常2拍子の急速な舞曲ですが、この作品は3/8拍子で書かれています。曲中に多用された空虚5度の和音によって太鼓を打ち鳴らす様子が表現され、田舎風の粗野な踊りの雰囲気がよく描写されています。



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