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Johann Kafka (1819-1886)

本日はボヘミア出身の作曲家ヨハン・カフカ(Johann Nepomuk Kafka, 1819-1886)の生誕200年ということで彼の作品を録音しました。

ノイシュタット・アン。デア・メッタウ(Neustadt an der Mettau、現在のNove Mesto na Metove)生まれたカフカは、最初は法学を志しましたが、音楽の道へ進み、200曲ほどのサロン向けのピアノ小品を残しました。

カフカは田園的な作風を好んだのか、牧歌と題された作品が多く、オーストリアを題材にした作品も多く見られます。例えば《アルプスの別れ, 牧歌 Op.36》、《ノイレングバッハの思い出, 牧歌 Op.72》、《シュタイアーマルクへの挨拶, 牧歌 Op.105》、《アルプスの狩人の憧れ, スティリアの牧歌 Op.152》といった作品があります。


今回録音した《シュタインバッハの思い出, 牧歌 Erinnerung an Steinbach, Idylle Op.32》もそのような作品の一つでカフカのヒット作となりました。



この曲には下記の詩がモットーとして掲げられています。

Viel schöne Grüsse vom Bächlein,
Vom Thal und grünen Höhn!
Wie lange, ach, wie lange,
Dass wir uns nicht gesehn!




和訳すると以下のような感じでしょうか。

小川からの、谷や緑の丘からの
たくさんの美しい挨拶!
どれほどの間、ああ、どれほどの間、
私たちは会えなかったことか!



詩の作者は特に記されていないので、作曲者によるものでしょうか?


表題となっているシュタインバッハは、ドイツ語圏に多数存在する地名であるため、どこを指しているのかわかりませんが、曲の雰囲気から長閑な田舎町であることが伝わってきます。ノスタルジーを感じさせる愛らしいサロン小品です。

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