Ignace Leybach (1817-1891)

イニャス・レイバック(Ignace Xavier Joseph Leybach, 1817-1891)は、フランスのピアニスト・作曲家です。レイバッハと表記されることも。彼は、アルザス地方のガムスハイム(Gambsheim)という所に生まれ、ストラスブールでヘルター[1]とヴァッケンターラー[2]に学び、その後、パリを訪れ、ピクシス[3]、カルクブレンナー[4]、ショパンに師事しました。1844年には、トゥールーズ大聖堂のオルガニストに就任しています。

レイバックは、サロン風の小品や歌劇の主題に基づく幻想曲などのピアノ曲が多く残しましたが、今日では、唯一「夜想曲第5番 Op.52」のみが全音ピアノピース(No.131)等で楽譜が出版されており知られています。かつては、グノーの歌劇を編曲した「ファウスト(Op.35)」も全音ピアノピースのNo.259として出版されていましたが、この曲は現在絶版のようです。

[1]Philippe Hœrter(1795-1863)
[2]Joseph Wackenthaler(1795-1869)
[3]Johann Peter Pixis(1788-1874):ドイツのピアニスト・作曲家。
[4]Friedrich Kalkbrenner(1785-1849):19世紀前半、パリで高い名声を誇ったピアニスト・作曲家。



ベッリーニの「夢遊病の女」による華麗なる幻想曲 Fantaisie Brillante sur La Sonnambula de Bellini Op.27

ベッリーニ(Vincenzo Bellini, 1801-1835)のベルカント・オペラの傑作「夢遊病の女」から「Ah! non credea mirarti」と「D'un pensiero e d'un accento」の2つの旋律を引用した華麗で感傷的な幻想曲です。


夜想曲第5番 Cinquième Nocturne Op.52

既に述べたように、レイバックの今日知られている唯一の作品です。かつては、第1番(Op.3)や第2番(Op.4)の夜想曲も人気があったようです。



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