Stefano Golinelli (1818-1891)

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▲Stefano Golinelliの肖像 IMSLP Petrucci Music Library より 加工・転載

19世紀イタリアの作曲家というと、ロッシーニやヴェルディといったオペラ作曲家の名前がまず挙がるのではないでしょうか。一方で、19世紀イタリアのピアノ音楽作曲家の名前はあまり知られていません(ロッシーニなどの作曲家がピアノ曲を全く書いていないわけではないですが)。

今回紹介するのは、数多くのピアノ作品を残したボローニャ出身のピアニスト・作曲家ステファノ・ゴリネッリ(Stefano Golinelli, 1818-1891)です。彼は、ドネッリ[1]にピアノ、ヴァッカイ[2]に作曲を学びました。1840年、ロッシーニによってボローニャ音楽学校の教授に任命され、1870年までその職を務めています。1842年にはヒラー[3]の勧めで、イタリアやフランス、ドイツ、イギリスへの演奏旅行を実施し、大きな成功を収めています。

作品の数は、200以上に及んでいますが、その殆どがピアノ曲となっています。主な作品としては、5曲のピアノソナタ(Opp.30,53,54,70,140)や、3篇の前奏曲集(Opp.23,69,177)、練習曲集(Op.15)などが挙げられます。シューマンもゴリネッリの作品に関心を持っていたようで、1844年、音楽雑誌『新音楽時報』において「12の練習曲 Op.15」を評価したそうです。

[1]Benedetto Donelli(生没年不詳)か?
[2]Nicola Vaccai(1790-1848):イタリアのオペラ作曲家
[3]Ferdinand Hiller(1811-1885):ドイツの作曲家



吸血鬼の踊り, スケルツォ La danza dei Vampiri, Scherzo Op.52

題名からイメージされる通り、怪しげな雰囲気の曲です。高音部の装飾音はまるでコウモリの鳴き声のよう。



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