Friedrich Burgmüller (1806-1874)

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▲Friedrich Burgmüllerの肖像 Gallica / Bibliothèque nationale de France より 加工・転載

今回紹介する作曲家は、ピアノ学習者にはお馴染みのフリードリヒ・ブルグミュラー(Johann Friedrich Franz Burgmüller, 1806-1874)です。彼は、ドイツのレーゲンスブルクに生まれ、父アウグスト(August Friedrich Burgmüller, 1760-1824)に手ほどきを受けたました。その後、カッセルでシュポーア(Wikipedia)に師事したともいわれています。1832年にはパリへ移住し、そこでピアノ教師として人気を集めました。

作品は、サロン向けのピアノ小品が中心ですが、「ラ・ペリ(La Péri)」や「アンリエット嬢(Lady Henriette)」(フロトー(Wikipedia)、デルデヴェーズ(Wikipedia)との共作)のようなバレエ音楽も手掛けており、有名なアドルフ・アダン(Wikipedia)のバレエ音楽「ジゼル」への追加曲も書いています。今日では、Op.100、Op.105、Op.109の練習曲がピアノ学習者に親しまれており有名です。

弟のノルベルト(August Joseph Norbert Burgmüller, 1810-1836)も作曲家で、シューマンやメンデルスゾーンからも高い評価を受けていましたが、26歳で夭逝しています。



パッセージによる花, 華麗なる大ワルツ Une fleure sur son Passage, Grande Valse brillante Op.46

イギリスのヴィクトリア女王に献呈された作品。


薔薇の籠, 4つの華麗で易しい小品 La Corbeille de Roses, 4 Morceaux brillants et faciles Op.68 より No.3 トルコ風ロンド Rondo alla Turca

練習曲以外で唯一今日でも演奏されているブルグミュラー作品です。


旋律の花々, 12の易しく華麗な小品 Fleurs mélodiques, 12 Morceaux faciles et brillants Op.82 より No.4 「十字軍の行進」による幻想曲 Fantaisie sur la marche du Crociato

マイヤーベーアの歌劇「エジプトの十字軍」の行進曲を編曲・変奏したものです。


6つの優雅な小品 6 Morceaux élégants Op.89 より No.4 華麗なるワルツ Valse brillante

当時は人気があった曲なのか、「Pharsalia」や「Le Jour de Naissance」といったタイトルでも出版されています。


火花, 12のメロディー Les Etincelles, 12 Mélodies Op.97 より No.4 私の祖国を返して, 幻想曲 Rendez-moi ma patrie, Fantaisie

エロルド(Ferdinand Hérold, 1791-1833)の歌劇「聖職者たちの小牧場(Le Pré aux clercs)」の中の旋律を編曲したものです。曲の前半部で引用されているのは「Souvenirs du jeune âge」というアリアです(Youtube参考動画, 該当旋律は1:00あたりから)。

原作歌劇のストーリーを確認していないので「私の祖国を返して」というタイトル訳が適切なのかはわかりません(・∀・;)


小さな手の音域のための、明確に構成され運指付けされた、易しく段階的な25の練習曲 25 Etudes faciles et progressives, composées et doigtées expressément pour l'étendue des petites mains Op.100 より Nos. 2, 7, 14, 19, 23, 25

有名な「25の練習曲」ですが、原題はこんなに長い!


18の様式の練習曲 18 Etudes de genre Op.109 より Nos. 8, 9, 13

いわゆる「18の練習曲」


真珠の泉, エティエンヌ・アルノーのロマンスによる華麗なるワルツ La Fontaine aux Perles, Valse brillante sur la Romance d'Etienne Arnaud

アルノー(Jean Guillaume Etienne Arnaud, 1807-1863)は、フランスの歌曲作家。



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