Ferdinand Hérold: "Je vends des scapulaires" from Ludovic

今回は、ピアノ曲ではなく歌劇からの一曲を紹介します。

リュドヴィク Ludovic」は、フェルディナン・エロルド(Ferdinand Hérold, 1791-1833)が未完成のまま遺したオペラ=コミックで、彼が亡くなった1833年、後に「ユダヤの女」等のグランド=オペラで成功を収めることとなるフロマンタル・アレヴィ(Fromental Halévy, 1799-1862)によって補筆完成され初演されました。

今回音源を作成した第1幕の合唱付きクープレ「Je vends des scapulaires 私はスカプラリオ(聖衣)を売る」は、ショパンが「華麗なる変奏曲 Op.12」の主題に用いています。
この変奏曲は、「エロルドとアレヴィの《リュドヴィク》のお気に入りのロンド《私は聖衣を売る》による華麗なる変奏曲」というフルタイトルではなく、単に「華麗なる変奏曲」と呼ばれることが多いので、もしかすると、主題もショパンのオリジナルであると思い込んでいる人が少なくないかもしれません。

歌劇「リュドヴィク」は、今日では殆ど顧みられておらず、恐らく録音も存在しないと思われます。ショパンが変奏曲に用いた主題の原曲は果たしてどのようなものなのかと私は以前から気になっていましたが、先日ちょうどその総譜を発見したので打ち込んでみました。声楽のパートはVOCALOIDとかを使えれば良かったかもしれませんが、私は持っていないので、Finale付属のGarritan音源のChoir Ahsで代用しました。(もっともVOCALOIDがあっても仏語はまともに発音してくれないと思いますが)





スポンサーサイト

コメント

非公開コメント