Sigismund Goldschmidt (1815-1877)

ジギスムント・ゴルトシュミット(Sigismund Goldschmidt, 1815-1877)は、プラハ出身のピアニスト・作曲家です。彼は、ウィーンでトマーシェク(Wikipedia)に師事し、後にパリで自分より年下のドライショック(Wikipedia)からも指導を受けています。1843~44年にはベルリン、1845~49年にはパリで生活し、ピアニストとして名声を獲得しましたが、その後、銀行家であった父の仕事を継ぐためにプラハへと帰郷し、音楽活動から引退してしまいました。

作品の数は、30代半ばで音楽活動から退いたこともあり、多くはなさそうです。(確認出来た限りでは)作品番号は19までしか到達していません。練習曲集(Opp.4, 13)やソナタ(Opp.6, 8)といったピアノ曲、歌曲、序曲(《ロメオとジュリエット Romeo et Juliette》、《春の楽しみ Frulingsgenuss》、《水の精 Ondine》)などがあります。



6つの演奏会用練習曲 Six Etudes de Concert Op.4 より 第6番

クララ・シューマンに献呈された練習曲集です。Op.1~Op.3は歌曲なので、この作品は恐らくゴルトシュミットが最初に世に出したピアノ独奏曲ということになります。

調の配列(Des-f-Cis-Fis-Cis-fis)から察するに、6曲続けて演奏することも想定した作品だと思われますが、今回は第6曲だけMIDIを作成しました。

第6番は、オクターヴを主体とした練習曲で、曲集の最後を飾るに相応しい劇的な作品です。ショパンのOp.25-10と少し雰囲気は似ていますが、こちらは指定速度がかなり速く(付点4分音符=88、中間部は付点4分音符=76)、それを厳守してアルペジョや跳躍を含むオクターヴのパッセージを演奏するのは非常に困難そうです。MIDIでは、多少のアゴーギクは付けていますが概ね指定速度通りに演奏しています。




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