Gotthold Kunkel (1835-1895)

本日はこどもの日ということで、《子供の情景》という作品を録音してみました。《子供の情景》というと、何といってもシューマンの作品(Op.15)が有名ですが、シューマンを敬愛した作曲家たちもオマージュとして同じ題名の曲集を残しました。テオドール・キルヒナーの《新しい子供の情景 Op.55》(IMSLP)、ステファン・ヘラーの《子供の情景 Op.124》(IMSLP)がその例です。

今回録音したのは、ゴットホルト・クンケル(Gotthold Kunkel, 1835-1895)という作曲家の《子供の情景, 6つの小品 Kinderscenen, 6 kleine Piecen Op.14》です。おそらく、これもシューマンの作品を意識したのものでしょう。譜面はそれほど複雑ではありませんが意外と弾きにくく(特に第1曲と第6曲)、シューマンのものと同様、子供のための作品というよりは大人が童心に返って楽しむ作品なのかもしれません。シュトゥットガルト音楽院の創設者の一人でもあるピアニスト・作曲家ヴィルヘルム・シュパイデル(Wilhelm Speidel, 1826-1899)に献呈されています。

楽譜はこちら(バイエルン州立図書館)にあります。

作曲者のゴットホルト・クンケルについては、あまり詳しいことがわかりませんでした。おそらくはドイツの作曲家フランツ・ヨーゼフ・クンケル(Franz Joseph Kunkel, 1808-1880, IMSLP)の息子であり、ピアノ曲や声楽曲を残し、1870年代にはオーストリアのイシュルで活動していたらしいです。



No.1 山と谷を越えて Ueber Berg und Thal




No.2 青少年軍の行進 Marsch der Jugendwehr




No.3 木馬に乗って Auf dem Schaukelpferd




No.4 病気の妹のための子守歌 Schlaflied für's kranke Schwesterchen




No.5 感謝祭 Dankgebet


讃美歌《Großer Gott, wir loben dich》(英Wikipedia)が引用されており、楽譜には「私の父(F.J. Kunkel)のコラール本からのテ・デウム・ラウダムス」と注釈が書かれています。


No.6 輪舞 Der Ringel-Tanz



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